心の容量

鍼灸治療をしていると、主訴の症状が、その時は良く成っても、徐々に戻っていく事があります。

例えば、肩の痛みがあって、腕が上がらない患者さんが来たとします。

肩の関節に器質的な変形や石灰化がなければ、周囲の筋肉さえ緩めれば、後は肩の筋肉を緊張させないように、ストレッチを覚えてもらって治療終了です。

もし肩の緊張が、姿勢が悪い為なら、矯正していかなければ、なりません。

そして、その原因が内臓にあるなら、食生活の指導などのフォーカスが必要です。

さらに、内臓の負担が精神的なストレスや性格の問題から来ているなら、自分を見つめ直す必要性が出てきます。

症状が戻る原因を突き止め、それを無くすか、受け止め昇華出来るようにならなければ、永遠に症状が消える事はありません。

歩いたり、ランニングをしたら、脚が疲れるのは、当たり前の事なんです。

疲れを取るなら休む。

早く治したいなら、ストレッチをすればいいのです。

当院では、症状を取っていく過程で、その原因に気づいてもらい、自分で解決出来る技術を持ち帰って頂くことを信条としています。

また、筋肉を使った後の回復に時間が掛かるように、《病》を治すのにも、時間が必要です。

《病》が深くなれば、時間もそれだけ長くなります。

もし、早く治したいのであれば、それだけの覚悟がいります。

なぜなら、治療で《症状》を取る事は出来ても、《原因》を解決するのは、自分自身だからです。

症状を治療する際でも、急にフォノグラムを変化させると、身体の代謝が起きる時には、激しいデトックスが起きます。

それを、処理できる力がないと、精神を安定させる為に、安全弁として安定出来る所まで、元に戻ってしまいます。

もし自分を変えようとするなら、少しづつ進めないと心が付いて行けません。

風邪を引いた時に、薬を飲むと免疫力が落ちてしまったり、仕方なく身体や臓器にメスを入れると一気に自然治癒力が落ちてしまいます。

身体を治すのに、魔法はありません。

原因と結果があるだけです。

安全に身体の問題を解決しようとするなら、原因を正しく把握し、一歩づつ修正していく事が、一番の早道ではないでしょうか。

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