基本治療

山口鍼灸治療院では、2診目以降は僕1人で治療させて頂きます。

尚、治療期間が長くなってしまう方には、ご希望があれば、月1回のコラボ治療を受ける事は可能です。

昨日は先週、コラボ治療を受けて頂いた《右肩が痛みで上がりきらなくなってしまった》患者さんの治療でした。

右肩の経過を伺っていると、「元に戻ってしまった。」とおっしゃいます。

フォノグラムは初診より大分整っているのに、「おかしいな。」と思って徒手検査させて頂きました。

肩関節を屈曲してもらいながら、「痛みが出た所で止めて下さい。」と指示すると痛みはなく、もう一度検査したら170度の所で突っ張り感が出るだけでした。前回は120度の所で痛みが出ていました。

次に肩の外転をしてもらうと、前回は動かし始めから痛かったのに対して、今回は90度の所で痛みが出始める状態でした。

頚も前回は、どの方向に動かしても違和感があったのが、今回は頚を左に側屈と回旋した時のみ、突っ張り感が出るとの事でした。

ここで注意しなければいけないのが、患者さんは《動かしづらい》イコール《元に戻った》と認識してしまっているところです。

こういう事は、治療院ではよくあります。だからこそ、始めに徒手検査をして最初の状態を認識してもらい、治療後にどれだけ動くようになったか、もしくは痛みが取れたかを確認してもらいます。

今回のケースは、先週のコラボ治療で、すっかり肩の痛みも可動域制限もが取れてしまったので、余計に判断が大雑把になってしまったのかもしれません。

ともあれ、その事を説明した後、治療開始です。

前回、小野田さんに診て頂いたフォノグラムを元に、一週間である程度戻ってしまった所から治療していきます。

フォノグラムの調整とは、脳の前頭葉のタイトジャンクション(いわゆる脳の凝り)と筋肉を中心とした身体の凝りとの繋がりを切って前頭葉のタイトジャンクションを消していく事です。

筋肉自体は硬結は取れても修復までに時間が掛かります。

その修復している際に、筋肉によけいな負担を与えたり、ストレスや思い込み(観念)を再び作ってしまうと、前頭葉のタイトジャンクションが復活してしまいます。

バネを何回も伸ばして真っ直ぐにしていくように、頭と身体を作り変えて行かなければなりません。

悪くなってから、時間が経っている患部は相応の治療時間が必要な訳です。

ここで大事なのは、前頭葉のタイトジャンクションを上手に消したまま生活すると、驚く程の早さで身体が回復していく事です。

治療後の身体の感覚、気持ちよさ、雰囲気、頭のスッキリ感を覚えておく事がポイントです。

フォノグラムを前回と同じくらいまでに調整できたら、さらにタイトジャンクションと身体のリンク消していきます。

同時に肩、頚の状態を確認してもらいながら、痛みが取れた事を喜ぶだけではなくて、この状態での身体の使い方を練習してもらいます。

再び、頭のタイトジャンクションと身体との関係を説明し、簡単なもじもじ体操を覚えてもらって終了です。

当院での治療では、患部を治すだけではなく、前頭葉の余計なタイトジャンクションを無くしていく事で、ご自身の性格や身近な人間関係まで改善されていくのを実感して頂けたら幸いです。

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