全身共鳴
共鳴とは、何でしょうか?
1つのモノと、もう1つ、もしくは、それ以外のものが、響き合っている事です。
身体で言えば、細胞と細胞、神経伝達、代謝が円滑に機能している状態です。
それが、停滞や機能不順する事で、自然治癒力が低下して《病》となります。
そして、体中の全てを使う、全身共鳴をしている時が、一番回復力があります。
誰しも、1度は、足の小指をどこかの角にぶつけてしまった事はあると思います。
そういう体験がなくても、1回は、耐え難い痛みがあった事を想い出してみて下さい。
それが、全身共鳴している状態です。
自分の処理能力を超えた痛みがあると、人は全身を使って、それに対処しようとします。
その際に、前頭葉の自我を手放して、身体だけの感覚を使って、緊急事態に立ち向かうのです。
激痛が起こっている時は、何も考えられません。
まさに、必死な状態です。
これを、治療に応用したのが、《圧痛点解除》の施術です。
四肢の筋肉に強刺激を与えて、前頭葉とのリンクを強制的に解除します。
施術後は、頭がボーとして、全身がジンジンします。
そして、暫らくすると、熟睡の後の寝起きのようなスッキリ感を味わえるのです。
この身体の共鳴を積極的に、痛み無しで、気持ち良く、体感出来るのが《もじもじ考》です。
《もじもじ考》では、自分の感じれる部分共鳴を広げていく事で、最終的に全身共鳴にしてゆきます。
こちらは《圧痛点解除》と違い、時間をかけて、気持ちの良さを追っかけてゆく事になります。
それぞれ利点は違いますが、全身共鳴が身体の生理機能を使った回復力という事を、良く理解出来るツールになっています。