家庭で出来る!総合医療

鍼灸治療とは、どういった治療かイメージ出来るでしょうか?

昔ながらの言い方では、身体の陰陽・五行を整える治療とされています。

患部だけを、診るのではなく、身体全体を観る治療術です。

《病》は、身体の《内部緊張》のバランスの欠如の結果、発生します。

現代的に分かり易く言うと、『《内部緊張》が整った状態』とは、《筋肉》なら部分的に凝っている所がないような、全身等緊張状態、《神経伝達》なら、運動神経や自律神経など、全ての神経伝達がバランス良く働いている事、《リンパや血液の流れ》なら、滞りなく流れ循環している様子とも言えます。

要は、生理機能が正常に働いて、全身の代謝に異常がない状態を健康と捉えています。

例え、老化に伴い身体の機能が衰えても、そのバランスが整っていれば、不調は少なくなります。

中医学では、あまり注目されませんが、当院ではそのバランスは、《脳の使い方も含まれている》と捉えています。

特に《思考》すると《前頭葉》が賦活する事や、前頭葉の賦活に伴い、筋緊張や体内の部分的な亢進状態が起きる事。

《悩み》など思考のループや、他人を顧みないような《固定観念》の為に、体内の部分的な《内部緊張》が強くなり、身体の自然回復力では対処しきれなくなると《病》を形成させていくと診ています。

つまり、しっかり熟睡した後の、頭がスッキリした状態を維持出来るなら、身体の《内部緊張》もバランスを取ろうと代謝を行うので、『《病》にはならない』という、考え方です。

前頭葉の反射区は、筋肉の緊張や、内臓の賦活状態とリンクしていて、同じ賦活状態が続くと、筋肉なら凝りや血流低下による冷え、内臓なら機能の偏りによる機能低下や炎症、癌化に繋がります。

そして、前頭葉の反射区が固定化した状態とは、精神的なこだわり、固定観念、依存心などから発生します。

同じ《思考》がループするからです。

脳の同じ所を使っているという事は、脳と身体の反射生理学から観ても、筋肉や臓腑、神経系、免疫系の部分的な亢進状態を作ってしまいます。

手を使い過ぎると、腱鞘炎になるように、他の器官でも同じような事が起きます。

身体の、こういう生理機能が解ってくると、日常生活の中で、楽しく働きながら、運動、睡眠、食事をバランス良くとれていれば、人間《病気》には、ならないという事が観えて来ます。

身体は、そういう風に出来ているのです。

しかしながら、世の中から《病気》が無くならないのは、社会的な現状や、個人の抜き差しならない環境が、身体や精神を圧迫しているからです。

そこで、鍼灸治療の出番です。

《病気》になる前の、原因が分からない《不調》の段階で、身体のバランスを整えて行きます。

これが、《未病》治療です。

「自分で積極的に健康になって行こうじゃないか!」という事なら、『家庭でも出来るお灸』や『もじもじ考』をオススメします。

お灸は、昔は家庭で出来る健康法として良く使われていました。

しかし、現在では身近に医療を受け易く成ったという事で、世間は、そこに依存傾向になっています。

先程も言いましたが、《依存》こそ《病》の元となります。

患部を取ってしまうような《手術》をしてしまうと、身体の自然回復力は激減してしまいます。

緊急時に、病院を頼るのは、「仕方が無い」と思いますが、最初から健康を維持する事を放棄してしまっては、良くなる《病》も治りません。

自ら自分の身体の事を知ろうとする事で、いかに《健康》でいられるかを、是非知って頂きたいと切望致します。

そして、お灸はそれが出来る最高のツールなのです。

しかし、ただお灸を漫然としているだけでは、皮膚が温かくなるだけです。

お灸は、体感が《命》になっています。

難しい知識は、一切いりません。

正しい体感と、ちょっとしたコツで、誰にでも行えます。

そして、驚く程身体が良く成るのを実感してもらえるはずです。

その内、効いて来るのではありません。

その場で、違いがしっかり分かるのです。

やり方が分かれば、後は続けるだけです。

このやり方を、知って頂ければ、何故昔は、よくお灸を据えられていたのかを、実感して頂けるはずです。

それには、まずお灸の効果を知覚出来る《体感》が必要です。

そこまで《健康》を引き上げるのが当院の鍼灸治療なんです!

《健康》とは何か?

《生きる》とは、どういう事かを、もう1度考え直すキッカケになれば、これ以上の成果はないと信じています。

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