前頭葉は刺激を求める
よく鍼灸治療を知っているかと質問してみると、ご存知の方は「鍼を刺すのは恐い。」とか「お灸は熱そう。」と言われる事が多いのですが、当院の治療を受けられると印象が逆転してしまいます。
何故かと言うと、当院で鍼やお灸(温灸)の施術を受けられると、気持ちよく成って眠ってしまわれる方のほうが多いからです。
逆に、ツボを指や肘または、足底で圧迫刺激して圧痛点除去の手技治療をしたり、マジ灸という温熱治療器で《虚》のツボを刺激する時の方が、皆さん結構刺激を楽しみます。(痛いんですけど、癖になるみたいです)
圧痛点除去とは、前頭葉の反射区(タイトジャンクション)と繋がっている筋肉の硬結を手技で強制的に取っていきます。
感覚としては、足の小指を角にぶつけた痛みを耐えている時に似ています。
マジ灸は、身体で使えていない所とリンクしている体表の白点(虚のツボ)に温熱刺激をします。
ここは、知覚過敏滞になってしまっているので、他の皮膚では気持ちが良い温熱刺激でも、白点では滅茶苦茶熱く感じてしまいます。
高熱ではないので、火傷はしないのですが、マジ灸を当て続けていると、皮膚が赤く色づいてきます。
話を聞いていると、「痛そう」と思ってしまいますが、意外と皆さん、「これメチャクチャ効くわ~。」と言ってくれたり、手技が終わった後、笑ってしまう人や、頭がボーとするのか良い顔で放心状態になる方もいます。
これは、前頭葉にしつこいタイトジャンクションを持っていると、微細な感覚を認知出来なくなってしまい、むしろ刺激が強い方が実感をもてるからです。
初診で治療される患者さんは、むしろ、こうゆう刺激の方を好まれます。
そして、回数を重ねるごとに、身体の感覚も戻っていき、鍼灸の気持ちの良い刺激でも満足して頂ける様に成ってゆきます。
結構皆さん、恐い、怖いと言いながら、刺激を求めてるものなんですね(笑)