花粉症

季節の境目になると花粉症に悩まされる人をよく見かけます。

もうすでに症状が出始めている方もいるのではないでしょうか。

中医学では、肺経(呼吸器系)に問題があると花粉症に成りやすいと言われています。

冬から春に出て来る花粉症は、寒さに抵抗する為の防御態勢だった身体を春の陽気に相応しく成るように作り変える際に、肺経が弱いとそこの《気》の流れにムラができて、熱や冷えが発生してしまう事から起きます。

目に熱が籠もると充血したり涙がでます。鼻に熱が留まると鼻づまりに成り、その熱を解消しようとして鼻水が出てきます。

肺経自体の《気》が弱って身体が冷えて来ると、鼻水が止まり難く成ります。

これらの理由から肺の経絡からツボを取ると花粉症に効くんです。

では花粉症の人は、実際に自分のツボを押さえてみて下さい。

場所は、首・肩・腕の硬い所です。自分の押さえやすいところや凝っている場所を押すといいと思います。

痛い場所や気持ちの良いところは良く効くツボですよ〜(^-^)

ここで、《もじもじ鍼灸》ならではのコツをお教えしましょう!

ツボを揉むのではなく、軽く指圧してみて下さい。そしてダンダン沈めていって《痛気持ち良い所》で止めます。

そして、ここがポイントd(^_^o)

ツボを押さえながらダンダン変わっていく身体の変化を感じて観て下さい。「押さえている所が、緩んだ。」とか「身体が温かくなってきた。」とか何でもいいんです。実際、鼻水が止まる事もあると思います。

このように身体の変化を認識する事で、元の状態に戻るのを防ぐ効果があります。

マッサージをやってもすぐ凝る方は、この身体の変化を認識せずに元の悪い状態の方が普通だと思いこんでいるからなんです。「あ〜、気持ち良かった!」で、終わらせてしまっちゃってるんです。

このポイントを知っているだけで効果が全然違います。

もっと専門的にツボが知りたい人は、鎖骨の下でワキの内側の所を探して観て下さい。《雲門》や《中府》という肺経のよく効くツボがありますよ。

また色んな場所のツボで、身体の変化を観てみるのも面白いかもしれませんね。

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